6月のエーテル

空っぽな純粋で あたしの世界を満たして。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

きみに会いにゆきたいからと剥がした鱗は7月の天の川へ流した。

儚くきえるなら、せめてどこまでも聞こえるセイレーンの声をちょうだい。 6月はあんまりにも慌ただしかったから、7月は のんびり自分月間にしようと決めた。というか、 単純に飲み会行き過ぎだったとおもうの。 だから7月は温泉へ行って、買ったままの食器棚…

がらんどうの音を膝をかかえコインランドリーで聞いていた。

SEKAI NO OWARIの「深い森」を仕事の行き帰りにエンドレスで聞いている。ツギハギ姫に出てくるリクと杏が、わたしと子犬くんにすこしだけ似ていてせつなくなる。 実際は、わたしは杏みたく美しく儚いいきものでもないし子犬くんもサーファーなんかじゃない。 …

色鉛筆で描いた雲は鉛色に沈んできえた

6/26 22:172日前にようやくカーテンを取り付けて不思議なきもち。目隠しされて守られているような、テリトリーの主張みたいな。なんとなく買った柘榴のお酒を飲みながら、色鉛筆でカーテンの絵を手帳にかいた。描きながら夕方の職場での会話をおもいだす。 …

マルゴレッタ

空が完璧な夏の空になっていた 夏が近づくと、speenaの曲が聞きたくなる。 ぱちぱち と弾ける曹達水みたいな音楽たち。 エンドレスで聞くと三半規管が狂って、海のなかにいるような波とぼやけた視界に支配される いま、 寂しさから予定をうめているはやくサ…

そして日々が染まり始め、わたしは あたしの白を捨てる。

その日、偶然に電話を取ったことで、突発的に食事に行くこととなった。駅で待ち合わせて食事をして、車で送ってもらうという流れ。料理を頑張って取り分けようとしてくれたり、駐車場で車が見つからず探して歩き回ったり。 車が見つからないことへ何度も謝ら…

子犬くんと出逢うまでの顛末。

家を出る2週間くらい前から、毎日すこしずつ荷物を運び出していた。職場に向かう途中に駅ロッカーへ荷物を預けて、仕事帰りに一人暮らし先へ荷物を置きにいく日々。ほんとうに必要なものだけを運び出して、家を出る前日にダンボールをもらってきて 母親が出…

子犬くんとの顛末

職場を移動になって1週間が過ぎた。 すこしずつ仕事に慣れてきてはいるけれど、人との距離を縮めることが苦手なわたしは人間関係で苦戦している。 そして1人暮らしをはじめてから、あと数日で2ヶ月が経つ。 いまの家は、上司が保証会社の連絡先になってく…

さよなら 日だまり

「さよなら 日だまり」 愛しい ペチュニア いつだって きみがあたしを見つけてくれた あたしは ただ胸だけを高鳴らせて きみを待っていたきみが目の前にくる その瞬間まで 世界のすべてを 遠退かせて 名前をよばれた そのときに はじめて 皮膜を開き視覚が働…